自己紹介

看護師として福祉業界で働きながら、心理カウンセラーとして「にじいろ相談室」を開いています。

昔の私は、カウンセリングに救われた一人でした。

その経験から、私自身が悩み、迷ってきた経験が誰かの役に立つかもしれない。

そして、そんな私だからこそ伝えられることもあるかもしれない。

そう思ったことが、カウンセリングを始めたきっかけです。

昔の私は、自分が好きではありませんでした

私は幼少期から、親の仕事の都合で転校を繰り返していました。

転校先で友達ができても、また転校する。

いつしか、

「どうせまた一人になる」
「私には友達なんてできない」

そう思うようになりました。

自分から人の輪に入ることも苦手で、

「私はひとりぼっち」
「私は人とうまく関われない」

そんなふうに、自分で自分を決めつけていました。

そして、そんな自分が嫌でした。

「こんな自分を変えたい」

そう思って、いろいろな資格を取りました。

何かができるようになれば、自信が持てるかもしれない。
資格が増えれば、自分を認められるかもしれない。

でも、一つ達成しても満たされませんでした。

「まだ足りない」
「もっと頑張らなきゃ」

頑張っても、頑張っても、自分にOKを出せない。

いつも、

「誰か私を褒めて」
「誰か私を認めて」

そんな気持ちを抱えていました。

私にとって、自分の価値を決めるものは、いつも自分の外側にありました。

そして何より。

誰よりも先に私を否定していたのは、私自身でした。

「私はこうしたい」

そんな気持ちが自分の中に芽を出しても、

「そんなのできるわけない」
「何言ってるの?」
「どうせ無理でしょ」

誰よりも辛辣な言葉で私を全否定し、せっかく出てきた「こうしたい」の芽を踏みつぶしていたのは、私の中の私でした。

だから何かに迷ったときも、

「私はどうしたい?」

と自分に聞くより先に、

「私はどうしたらいい?」

と、誰かに答えを求めていました。

カウンセリングとの出会い

そんな私が40歳を過ぎた頃、カウンセリングと出会いました。

人との関係や、自分自身のこと。

自分がどうしてこんなふうに考えるのか。
なぜ同じところで苦しくなるのか。

話を聞いてもらいながら、一つずつ自分のことを見ていくようになりました。

その後、自分自身もカウンセリングを学び始めました。

人に相談もするし、意見も聞きます。
アドバイスだってもらいます。

でも、以前の私とは大きく変わったことがあります。

「私はこうしたい」から始められるようになりました

今は何かを決めるとき、真っ先に誰かのところへ行って、

「私はどうしたらいい?」

と答えを求めることをしなくなりました。

まず、

「私はどうしたい?」

と、自分に聞きます。

そして、

「私はこうしたいと思う」

を自分の中で確認してから、人の意見を聞くようになりました。

もちろん、人の意見を聞いて考えが変わることもあります。

「その考え方はなかった」と思えば取り入れることもあります。

でも、人の意見は私の答えではなく、私が選ぶための材料のひとつです。

最後に選ぶのは、自分。

そして何より、

「こうしたい」と思った自分を、真っ先に自分で踏みつぶすことがなくなりました。

選んでみて、

「なんか違ったな」

と思うことだってあります。

そんなときも、

「ほら、やっぱりお前はダメじゃん」

と自分を罵るのではなく、

「何が違ったんだろう?」
「どこまでは納得していたんだろう?」
「じゃあ、今の私はどうしたい?」

と、もう一度自分と話してみる。

以前の私は、誰よりも辛辣に私を裁く人でした。

今は、私自身がまず私の話を聞く人になりました。

だから、私は一緒に考える人でいたい

私は、迷わなくなる方法を知っているわけではありません。

私自身、散々迷ってきました。

進んだと思ったら戻って、
何に引っかかっているのか自分でも分からなくなって、
同じところをぐるぐるしたことも何度もあります。

だから私は、相談に来てくださった方に、

「答えはこれです」

と決める人ではなく、

一緒に話しながら整理して、

「今、何に引っかかっているんだろう?」
「本当はどうしたいんだろう?」
「ほかに選べる道はないかな?」

と、一緒に試行錯誤して、一喜一憂する人でいたいと思っています。

すぐに答えが出なくてもいい。

まだ一歩を踏み出せなくてもいい。

選んでもいいし、今は選ばなくてもいい。

違ったと思ったら、また立ち返って考えればいい。

自分の根拠で選んで、自分の言葉で語ること。

そのために必要なとき、一緒に考える相手の一人でいられたらと思っています。